油の種類で、働きが違う|スパイスカレーに選ぶ油は?

みなさん、こんにちは!

スパイス料理に使う油で迷ったことはありませんか?

クミン
クミン
こたろー
こたろー
油を多く使うイメージは強いよね!
実はスパイスカレーって健康的な食事の一つなのよ
クミン
クミン

 

スパイスカレーは、普段の料理より少し多めの油を使います。なので、できるなら自分にとって摂取したい油、使いたい油を選択してみるのは体つくりに取り組むチャンスなんです。ホームメイドだからこその選択ですね。

身体にとっては?カレーにとっては?どんな油がいいんだろう?
では私と一緒に選んでみましょう!
クミン
クミン
こたろー
こたろー
スパイスカレーを作るには、どんな油を使うか迷うなぁ・・・
ググってみると予想以上に種類が多いのよね
クミン
クミン
こたろー
こたろー
太りたくないし、体のことを気遣った食事を作りたいな
それならまず、カレー作りの工程を見ていきましょう
クミン
クミン

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カレーは、なぜ多めの油が必要なのか

大さじに1から3の油で点火弱火でスタートです。

ホールスパイスは、最初に使うスタータースパイスと呼ばれています。このスタータースパイスは、油で熱することで油にスパイスの香りを移してから使います。(テンパリング)油で香りを抽出する感じですね。なので少し多めの油を使うことで、カレー全体の香りに奥行きを出してくれます。

フライパンの中をゆっくりと泳がせよう!
クミン
クミン

こたろー
こたろー
まずは、シードスパイス(形のある種子)からだね!

また、中間で使用するパウダースパイスが油と一緒に炒めて馴染むことで香りが引き出され、こなっぽさも馴染んでくれます。

クミンシードを使っているなら、心地よいパチパチの音が聞こえてきたらニンニク、生姜。

おろしニンニク、生姜は、一旦火から遠ざけて投入!

カレー全体の旨み、コクにつながる

油は、すごいです。天ぷらに唐揚げ、炒め物、ドーナツにスイーツどれも主役級の存在感で美味しくなります。油を使うことで旨味になり、コクになるのは知っての通りですね。スパイスカレーも同じです。油で炒めたニンニク、生姜がいい香りを出し、玉ねぎが甘く美味しくなります。スパイスカレーでの美味しさの決め手の一つに、玉ねぎの炒め方にあると言われていますね。

こたろー
こたろー
ニンニクの青臭さがなくなるまで炒めて、玉ねぎだったね。
差し水をこまめに入れ、フライパンの外側から火が入るので、真ん中から外へ炒めるよ。

トマトの酸味が酸味は自由自在!?

ターメリック、パプリカと並びペーストの色つけに欠かせないなのがトマトです。成分の一つリコピンはコレステロールの酸化防止にも役立つのだそうです。

トマトは、生では酸味がありますよね。酸味を活かすことも、ペーストとして酸味を和らげることは

自由自在なんです!

コツは・・

”トマトをどのくらい潰しながら炒めるか。”
クミン
クミン

形を残せば酸味は残りやすく潰していけば、油によって温度の上昇とともに乳化と蒸発していく過程でまろやかになるんです。

学術的には、温度(175℃)でクエン酸が・・より、70℃が最もクエン酸の減少が見られるのだそうです!

70℃- 5minの処理区以降および 90℃-15minの処理区における有意な酸の減少を 引き起こすことが明らかとなった。したがって, 90℃-15minの処理区が最適な加熱条件であるこ とが示唆された。

キーマカレーに、フレッシュトマトを使うお店はここをうまく利用していらっしゃるのですね!

クミン
クミン
今まで私も、追い油をしてトマトの温度を上昇させることに、注力していました、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

 

ここからはスパイスカレー自体が薬膳の考えで、身体が喜ぶカレーだということに油の選択肢について探究してみます。

油の種類

スーパーに行くと、たくさんの種類の油が並んでいます。キャノーラ油にごま油、米油、バター、オリーブオイル…、などなどまだたくさんありますね。そして、価格も油によって様々なのが特徴です。家で使う油は、購入価格も大事ですよね。でも、安いからだけで考えれる物ではないようです。みていきましょう。

これらの油は、大きく2つに分かれます。飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸です。そんな難しい言葉は分かりにくいので、とりたい油(不飽和脂肪酸)、なるべくひかえたい油(飽和脂肪酸)でみていきます。

とりたい油(不飽和脂肪酸)

オメガ系と言われている話題の脂肪酸3種です。

オメガ9系脂肪酸

主に代表的なのが、オリーブオイルです。他は、あまり馴染みがないアボガドオイルなどです。

なんといっても善玉コレステロールはそのままに、悪玉コレステロール値を下げる働きがあります。また、年齢を重ねると気になってくる、シミ、シワの予防や肌の乾燥を防いでくれるようです。これは、嬉しい働きです。潤いは大事です。

オメガ6系脂肪酸

キャノーラ油、大豆油、コーン油、菜種油、ごま油、グレープシードオイルなどが挙げられます。

普段馴染みがある油ですね。コレステロールを下げる働きがありますが、摂りすぎていると悪玉に加え善玉コレステロールも一緒に下げてしまうようです。これらは、私たちの食事で最も摂取する機会が多い油で、加工食品(菓子パン、カップ麺、お菓子など)で知らない間に取りすぎていているため、ほどほどの摂取で良さそうです。

オメガ3系脂肪酸

青魚、えごま油、亜麻仁油、です。

血中の中性脂肪を減らして血液サラサラに導きます。病気のリスクを減らすとも言われ人気沸騰中ですね。

こたろー
こたろー
そのまま食べるのは、きついよ
ホームメイドでドレッシングにしてみようかしら
クミン
クミン
1日の摂取量の目安は、大さじ1杯です。

なるべくひかえたい油(飽和脂肪酸)

主に、肉、バター、ラード、パーム油、などの油の部類になります。

常温で固形の状態がほとんどで、溶け出す温度(融点)が高いのが特徴です。取りすぎると悪玉コレステロールが増加し、病気を引き起こすリスクが出てくるので控えたい油になります。余分に摂ってしまった油は体脂肪に変わりやすい特徴があります。

こたろー
こたろー
豆知識!ひかえたい油の中には、特別な油があるんだよ

控えたい油(飽和脂肪酸)の中でも、ココナッツオイルは、中鎖脂肪酸が多いためすぐにエネルギーに変わり身体に蓄積されにくい特徴があるようです。話題になったのもうなづけますね。

特にココナッツMCTはケトン体回路を作りやすく中性脂肪と結びつきエネルギーに変わるのよ
クミン
クミン
こたろー
こたろー
老化の原因とされる、
ブドウ糖に変わるエネルギーなんて記事も読んだんだ!

 

やっぱり油は…

油は、他の栄養素に比べてハイカロリーな食品です。

大さじ1杯(12g)=Ⅰ10kcal
成人1日に摂取して良い油の量  約60g(大さじ5杯分)とされています。

上記の通り摂る油の種類で、身体に入った時の働きが大きく変わります。知らず知らず摂ってしまっている油もあるので、正確な油の摂取量は測りにくいですが、

  • 加工食品を摂る量
  • 家で調理する油

を考える機会にしていただけたらと思います。

それぞれの油に、メリット、デメリットがありそれを踏まえて、自分にあった油使いたい油料理によって使い分けれる油を考えていくことが、自分の将来のより良い体を作っていくことにつながるのではないでしょうか。

驚きですが脳の65%は脂質とのことです。油は脳にとっても必要ということですね。

身体に必要な栄養素になりますが、必要な油を意識して選択し摂取する必要があります。

油が必要なら、油の選択をしよう

カレーに使われている油は?

カレーのもと

カレーのもとに使われている油は、パーム油菜種油が多いようです。

パーム油は、世界で一番生産されている油で安価で大量に使いやすいことから加工食品に多く使われています。知らず知らず、日常での食べ物から飽和脂肪酸を摂取していることがわかります。なので、なるべく自分で選べる油は気をつけていく必要があるようです。

スパイスカレー

一般的にスパイスカレーは、スパイスの香りを邪魔しない米油紅花油がおすすめされているようです。私は、プレミアムココナッツオイルを使用しています。実は私ココナッツの香りが好みではないのです!!

メリットは中鎖脂肪酸の働きに期待して、無臭ココナッツオイルに注目しています。
クミン
クミン
クミン
クミン
デメリットもありました。
25℃以下では徐々に固体に変わるということ

手軽に使える液体だから便利なのですが、BPAフリーの容器で届きとても安心感高い商品ですが、通年ガラスの容器に保存しておくことをお勧めします。パンケーキに使うバターと、同じように扱えば費用対効果を期待できますね!

家で作るスパイスカレーに選ぶ油3選

自分の家で作るのは、自分基準で考えています。なので、スパイスカレーで考えると少し特殊な選択かもしれません。迷われているあなたも、あなただったら何を使うか考えてみてくださいね。

1. オリーブオイル

収穫したばかりのオリーブを絞り込んだエクストラバージンはサラダ油よりコスパ悪いけれど・・
  • 酸化しにくく、加熱調理に向く。
  • 普段使いにも良い。
  • 思ったより、スパイスの邪魔になるようには感じない。
  • 非加熱でも使いやすいので、スパイスカレーの付け合わせにも使える。
  • お菓子や加工食品を食べる機会があるので、オメガ6系脂肪酸以外を使いたい。
  • お腹にもたれにくい。
  • シミシワ、乾燥を防いでくれて、年齢に優しい。
  • 家で作るスパイスカレーだから、選べれる油。

2. 米油オメガ6系脂肪酸だが…、

お米から生産されるので、国産品に巡り合いやすいけれど、スーパーの中には海外産もちらほら。

  • 香りがついていないので、スパイスの純粋な香りが楽しめる。
  • 料理を選ばないので、普段使いに使いやすい。
  • 価格が、他の油と比べて購入しやすい。
  • 玄米の米ぬかからできているので、ビタミン、ミネラルが多い。
  • 抗酸化作用がある。(細胞のダメージを防ぐ作用)
  • 酸化しにくく、揚げ物に最適。
  • 結構、いいポイントがたくさんあると感じる。

3. イチ押しはココナッツオイル

甘い香りのイメージが強く、あの香りはちょっと苦手という声も聞こえてきそうですね。

無臭タイプで和食にも相性抜群。酸化度合いが他の油とは群を抜いているんです。

  • エクストラバージンオイルでココナッツの芳醇な香りでココナッツカレー。
  • 無臭のプレミアムココナッツオイルで、スパイスの香りをキープ。
  • 無臭の油で和食にも、中鎖脂肪酸を取り入れることができる。
  • ケトン体(MCT主成分のため)を産生し、体脂肪になりにくいカレーとの相性はgood!
  • 肝臓、脳に直接届く栄養素を多くふくむオイル(脳の老化防止)
  • 取りすぎても中性脂肪を産生しない!
ココナッツMCTは中性脂肪と結びつき燃焼させる働きに注目です!
こちらのココナッツコラムからプレミアムココナッツオイル活用術!で紹介されています

まとめ

家で調理する油は、普段の料理もスパイスカレーであっても選択できるのが醍醐味です。油の種類によって、身体の中での働き方が変わることがわかりました。私は、太りたくない!、家族の健康を考えたい思いがあり、油を選んでいます。油だけで変わることではありませんが、普段の食事のちょっとした選択の積み重ねが、今後の身体を作っていくと考えます。身近に病気になった人がいると尚更考えさせられます。自分は、どんな油を摂取する傾向にあるかな、こんな作用の油を使いたいな、加工食品の量を減らしてみようかな、スパイスカレーにはこの油を使ってみようなど考える機会になったら嬉しいです。これだと思ったら、ぜひ取り入れてみてくださいね


 

ここまで読んでいただきありがとうございます、今回はここまで!

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